裏磐梯の特産品

裏磐梯のスペシャルな特産品を味わう!

裏磐梯はそのほとんど北塩原村に属し、標高は北山地区で200~300、大塩地区で400~500,桧原地区が800~1000の高原地帯です。村の86%が森林であり、また桧原湖や五色沼など300に登る湖沼群占められていますが、これらの湖沼は、1888年の磐梯山の大噴火で川が堰き止められてできたものです。

また、裏磐梯は北日本型の豪雪地帯でみり、冬の積雪は2メートルを超え、厳しい寒冷地になっています。従って、裏磐梯の特産品は、これらの自然環境に大きく影響され、農地も狭いために生産量はそれぞれ少量ですが、この地区独特の産物を見ることが出来ます。この地を訪れたときには、これらの裏磐梯特産品をこの地で味わい、裏磐梯の自然をより深く理解することになり、旅の大きな喜びにもなるはずです。観光は見たり歩いたりすることだけではなく、自らの舌でその土地を感じることも大切になります。

 

北塩原村特産品

会津の山塩

大塩裏磐梯温泉の温泉は、塩分が多く昔から煮詰めて塩を生産していましたが、しばらくはその製造も途絶えていました。近年、その山塩が有志によって復活し、そのまりやかな口当たりが人気を博しています。また、山塩ラーメンや山塩アメ、お菓子などにも利用されて様々な特産品となっています。生産は限定されているので、会津でしか手に入らないようです。

じゅんさい

裏磐梯は、多くの沼があり、そこで水草の若芽であるジュンサイが栽培されています。ジュンサイといえば、高級食材として秋田がよく知られていますが、裏磐梯は隠れたジュンサイの産地です。裏磐梯ジュンサイは高原の冷たい水で育つ裏磐梯産のじゅんさいは粒が大きく柔らかいと評判です。旬は、6月中旬から7月までの短い期間ですが、この時期は生のジュンサイが楽しめます。瓶詰めも販売されています。

高原野菜

裏磐梯・早稲沢地区は、早稲沢高原大根、紅しぐれ大根、トウモロコシ、かぼちゃ、高原レタス、きゅうり、トマトなどの高原野菜の産地になっています。特に、ゴールドラッシュという品種のトウモロコシは糖度が高く採れたては生が美味しいです。

高原花豆

花豆とはメキシコの高原原産のインゲンマメの一つでベニバナインゲンのことです。日本へは江戸時代末期に渡来したました。標高の高いところでしか栽培できず、北塩沢村の特産になっています。北塩原では「花嫁ささげ」というブランドで売り出しています。花豆を使ったモンブランなども販売されています。

 

アスパラガス

会津は、アスパラの産地としてよく知られていますが、裏磐梯は高原アスパラの生産が盛んで、その身が柔らかく美味しいこで人気があります。

 

高原蕎麦

北塩原の山間の地で生産される蕎麦は蕎麦の旨味の本質を有しています。道の駅などで手打ちの蕎麦で提供されています。7月上旬には納涼そば祭りが催されます。

 

裏磐梯高原はちみつ

山々の木々の花から蜂蜜が採取されています。「とち」「アカシア」「山桜」の3種類があります。

 

ワカサギ、岩魚、ヤマメ

桧原湖は冬はワカサギ釣りで有名です。また、裏磐梯の渓流は、天然の岩魚やヤマメの宝庫です。地元の料理店や民宿、旅館、ペンションでチャンスがあったら是非食べてみてください。

 

やせうま

やせうまとは、地元で古くからある、米粉やもちごめ粉、蕎麦粉から作るあん入りの団子です。北塩原では米が出来なかったために、そば粉を使い、餡の代わりに花豆を入れていました。